Synopsis
小学5年生の佐藤うん子は、どこにでもいる普通の女の子。
朝は苦手で、今日も寝坊。
母・美咲に起こされ、慌ただしく学校へ向かううん子だったが、その朝、いつもとは少し違うことが起こっていた。
洗面所の鏡に、一瞬だけ映った黒い影。
「……気のせいかな?」
うん子はそう思い、そのまま家を出る。
ところが、通学途中の道端で、うん子は見たことのない小さな生き物を見つける。
茶色い身体。
小さな羽。
葉っぱの帽子。
そして、人間の言葉を話す不思議な妖精。
その名は、ウンティ。
ウンティは、うん子に出会うなり告げる。
「……やっと見つけた」
なぜウンティは、うん子を探していたのか。
なぜ、うん子にはウンティの姿が見えるのか。
そして、鏡に映った黒い影はいったい何なのか。
まだ何も知らないうん子と、秘密を抱えた小さな妖精。
二人の出会いは、これから始まる大きな物語の最初の一歩だった。
普通の少女だった佐藤うん子の日常が、静かに動き始める。
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