Synopsis

毎朝七時五十二分。 いつもの道の、いつもの角から現れる彼。 名前も知らない。声も知らない。 ただ毎朝すれ違うだけなのに、いつしか彼に会えるその時間が、一日の中でいちばん楽しみになっていた。 声をかける勇気なんてない。 でも、もしあの角で偶然ぶつかることができたなら… そこから恋が始まるかもしれない。 そんな妄想を繰り返していた私の前に、ある日、小さなキューピッドが現れる。 「任せておいて! 恋に大切なのは、偶然なの」 こうして始まった「偶然の出会い作戦」。 ところが、大風が吹いたり、大雨が降ったり、犬が飛び出してきたり…… キューピッドがどれだけ頑張っても、なぜか二人は出会えない。 一度、二度、十度、二十度。 何十回と繰り返しても、二人はただすれ違っていく。 これは単なる偶然? それとも… 恋する女の子と、ちょっぴり自信過剰なキューピッドが繰り広げる、少し不思議な恋のショートショート。

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Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou09/05/2026
  • Currentあの道の角っこで君にぶつかることができたら