Synopsis

能力値五十で実働要員。 七十を超えれば一線級。 九十を超える者は、国内にもほとんどいない。 相馬悠人の能力値は――測定不能だった。 最低出力ですら測定器の上限を超える。 強すぎて現場には出せず、能力の使用は禁止。 そんな相馬の配属先は、 国立特殊能力管理機構・第四管理部・能力運用支援室。 通称――微力班。 五センチしか動かせない念動力。 ほんの少しだけ物を硬くする力。 妙にささやかな能力を持つ職員たちが働くその部署で、 相馬に与えられた仕事は―― 書類。 発送。 コピー用紙。 たまに、プリン。 能力の強さと、 人間の役立ち方は、 どうやら同じものではないらしい。 測定不能の新人と、 微力な能力者たちの、 少し変わった職場の日常。

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Kakuyomu
Kakuyomu09/05/2026
  • Current微力班の新人