Synopsis

侯爵家の一人娘、アイシアには王命によって定められた婚約者がいる。 婿入りするはずの彼には、幼い頃から想い合う恋人がいた。 「婚約を破棄するなら、俺を養子にして次期侯爵にしろ」 婚約者と恋人、そして第一王子までもが、アイシアに侯爵家を明け渡せと迫る。 ――血が繋がっているのだから問題ない。 ならば、その理屈を王家にも返しましょう。 アイシアの母は、大帝国の皇族。 そしてアイシア自身もまた、帝位継承権を持つ血統だった。 一方、王子は七年前の誘拐事件をきっかけに帝国を憎み、心地よい言葉をくれる幼馴染たちを側に置くようになっていた。 正しい言葉を告げる者を遠ざけ、自分を肯定する者を信じ、周囲もまた王子の機嫌を損ねまいと沈黙する。 その積み重ねが、やがて国そのものを揺るがしていく。 侯爵家を奪おうとした婚約者。 それを許した第一王子。 そして、王子の言動を諫めることなく見過ごした王家。 気づいたときには、貴族も軍も王家を見放し、帝国までもが動き始めていた。

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Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou09/04/2026
  • Current婿入りする婚約者が浮気し、侯爵家を乗っ取ることを王家が認めたので、王位を取り上げました