Synopsis
漫画原作脚本(全5話・単行本1巻相当)
原作:久遠 澪
脚本形式:漫画原作脚本(セリフ・ト書き中心)
※本作は5話で完結せず、この後も物語が続く構成の「第1巻」に相当する。
【紹介文(作品紹介欄用)】
もし過去に戻れるなら、あなたはいつへ戻り、誰に会いたいだろう。
四万年前、肉体も五感も持たず、時間の流れさえ感じない意識体が、地球へたどり着いた。
生まれることも、老いることも、死ぬこともない。ある意味では、死後の世界にも似た存在だった。
そんな彼らが望んだのは、人間として生きることだった。
食事の味。風が肌に触れる感覚。誰かの体温。胸が痛むほど人を想う気持ち。いつか終わりが来るからこそ、一瞬一瞬に宿る、生きているという実感。
意識体は二つの小さな命に自らの一部を宿し、海の底で長い眠りについた。
そして2026年。
高校生の零は、深雪が持っていた一枚の古い写真に、自分と同じ顔をした少年を見つける。写真の裏には、こう記されていた。
「世界を救った五人」
やがて零と四人の仲間は、写真に残された謎を追い、1965年へと時間を越える。そこで出会ったのは、零と同じ顔を持つ少年、R-01だった。
過去に戻れば、失ったものを取り戻せるのか。
伝えられなかった言葉を、今度こそ伝えられるのか。
そして、決められていた未来を変えることはできるのか。
これは、時を越えて世界を救う五人の物語であると同時に、限りある命の中で誰かと出会い、感じ、共に生きることの意味を描く物語である。
【主要登場人物(別掲)】
● 水城 零(みずき れい) ―― 本作の主人公。時ノ宮高校2年。時間をわずかに止める異能を持つ。実は1965年に生まれたカプセル「R-02」であり、自分の出自を知らない。物静かで、他人を巻き込むことを恐れる性格。
● 朝陽(あさひ) ―― 零のクラスメイト。中学からの転校初日に零に話しかけた張本人。裏表なく踏み込んでくる性格だが、実は誰よりも不安を隠している。予知に近い「時間感覚」の異能が芽生える。
● 深雪(みゆき) ―― 零のクラスメイト。祖父の遺品の写真がすべての発端。物に触れるとその記憶が流れ込む異能を持つ。冷静で聡明、時に鋭い指摘をする。
● 心春(こはる) ―― 図書委員。人の感情を強く感じ取る異能を持つ。マイペースでひょうひょうとしているが、他人の痛みに敏感。
● 響(ひびき) ―― 軽音部の後輩。他者の異能を増幅させる性質を持つ。後輩ながら物怖じせず、はっきりとものを言う。
● R-01 ―― 1965年当時18歳。零(R-02)の"兄"にあたる存在。時間を止める異能を持つが、使うたびに消耗が激しい。R-02を守るため命を落とす。
● 四人の研究員 ―― 1947年にカプセルが回収された際、地下研究施設に徴収された科学者たち。1965年当時までR-01を含めR-02を蘇生させるための研究を行う。R-01の意思に共感し共に施設を破壊し、R-02の脱出にも協力する。その後、R-01 との約束を守り、2008年までR-02の帰還を待ち続けた。深雪の祖父もこの一人。
● 黒須(くろす) ―― 現代の政府調査官。40代。1965年の封印事件の資料を引き継ぎ、零の存在に気づき始める。冷徹に見えるが、実際は慎重に事実を見極めようとする人物。
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