Synopsis
あれから五年、愛用のカメラとスマートフォンと財布、彼にとって大切なものはそれだけだったのだろう。
仕事に行くと部屋を出た彼は二度と自分の元へ帰ってくることはなかった。
愛し合ってるつもりだった。
愛されていると思っていた。
一人残された俺は彼の帰宅を待ち続けた。
いつものように静かな声で「ただいま」そう言ってドアを開ける。
滅多に笑わない寡黙な彼がたまに見せる笑った顔が堪らなく好きだった。
悲しく切ない物語の始まりです。
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