Synopsis
死者は何も語らない。
死者は何も求めない。
だから、生きている人間よりずっと楽だった。
死人に触れ続ける者は、いつしか死者の側へ近づいていく――そんな迷信によって忌み嫌われる職業《葬送士》。
その仕事に就く少年は、死者に特別な思いを抱くこともなく、ただ決められた作法に従って死者を火へ送り、送り火を焚く日々を過ごしていた。
そんなある日。
かつて人類の希望と呼ばれながら、魔王と内通した反逆者として処刑された《勇者》の葬送を任される。
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