Synopsis
※カドコミ漫画原作コンテスト応募作のため、原作脚本形式で書いてあります。
【あらすじ】
財閥令嬢として生まれた少女・神埜 カンナは、最愛の姉を失い、親に敷かれたレールに沿う鬱屈した毎日を送っていた。
そんな中、彼女の唯一の心の支えになっていた祖母が亡くなった事により、絶望の底へと追い込まれてしまう。
それを合図にするかのように現れた奇妙な怪物と二人の魔法少女。
彼女らから姉もまた魔法少女だった知らされ、謎に包まれていた姉の死に怪物が関わっていることを知ったカンナ。
自身もまた魔法少女となり、多くの人々と出会い戦っていく中で、深い悲しみを背負い続けてきたカンナは、やがて姉の死にまつわる恐ろしい事件の真相へと辿り着くことになる。
※以下補足【用語】
・魔法少女
一般的に知られている魔法少女に近い存在。
専用のブレスレットを装着し、何らかの強い願いを流し込むことで変身能力を手に入れる。
イミグラントが出現している時のみ変身できるため、私用で力を使うことはほぼ不可能。
ブレスレットは魔法少女になった者であれば誰でも生み出せるため、素質がある者に渡せば魔法少女を増やせる。
・イミグラント
上位次元の世界から侵入してくる怪物の総称。
こちらの世界ではそのままでは実体を保てないため、誰かの願いや想いを依代にして一時的な肉体を形成する。
倒されると消滅するが、基本的には肉体の構成要素である想いの力などが霧散した結果なので、死亡したわけではなく向こうの世界に帰っただけ。
【キャラクター設定】
・神埜 カンナ
大財閥である神埜財閥の令嬢。高校1年生
幼少期に大好きだった姉を失って以降、父親からいくつもの習い事や勉強をさせられてきた。
その結果、あらゆる面で優秀な子供になったものの、本人の心は満たされずに痛みに蝕まれていた。
幽日姉妹に出会ったことで魔法少女に覚醒し、変身中は『別のもの同士を引っ付ける能力』が使える。
礼儀正しく丁寧な立ち振る舞いが身に付いており、本人の性格もあってクラスメイトにもなかなか丁寧語が抜けない。
・幽日 丞
幽日姉妹の妹。
カンナのクラスメイトであり、7歳の頃から魔法少女として活動してきたベテラン。
ノリが軽いように見えるが正義感が強く、イミグラントが発生したらそちらを優先するため授業を抜け出しがち。
そのため教師や一部のクラスメイトからは不良扱いされている。
かつてリコからブレスレットを渡されたことで魔法少女に覚醒しており、変身中は『重力操作能力』によって空中を縦横無尽に落下しながら戦う。
・幽日 真心
幽日姉妹の姉。
カンナや丞よりも一つ年上であり、性別関係なくモテる程の神秘的な美形。
感情の振れ幅が希薄なため、あまり表情が変わらないことが多く、他人の気持ちを想像することもやや苦手。
8歳の頃に丞と共に魔法少女に覚醒し、変身中は『自身の体を細胞レベルで分解・再構築する能力』を使うことで、糸状にした腕を伸ばしたり、腕から刃物状の武器を出したりできる。
基本的に勉強は得意だが、国語や現代文だけ異常なほど苦手。
・泡来 和
カンナと丞のクラスメイト。
カンナの隠れファンを自称しているが、実際は面と向かって話す際の反応のせいであまり隠せていない。
幼少期のトラウマゆえに、イジメは絶対に見過ごさずに後先考えず助けに行く。
素質が無いため変身することはできないものの、コミュニケーション能力の高さを活かして様々な情報を集めてサポートする。
・清木 硝子
カンナと丞のクラスメイト。
体が弱く、車椅子に座って日常生活を過ごしている。
ミステリー研究会に所属しており、学校中の人間に常に目を光らせているため些細な噂話に鼻が利き、矛盾にもいち早く気がつくほど洞察力が鋭い。
その一方で謎を求めて探し回る言動を鬱陶しがられており、研究会のメンバーは増えないままでいる。
偶然幽日姉妹と出会って以降、裏方としてサポートし続けている。
・祖母
カンナの祖母。
抑圧され続けてきたカンナにとっての安心できる居場所であり、唯一甘えられる相手。
穏やかな性格をしており、自身の息子とカンナがいつか分かり合える日が来ることを願っている。
・父親
カンナの父。
神埜財閥の継承者であり、非常に優秀な人物。
長女であるリコを失って以降、彼女がしていた習い事などを全てカンナにさせるようになった。
真面目で堅物で不器用なため、カンナとは上手くいっていない。
・神埜 リコ
カンナの7歳年上の姉。
優しくて誰からも好かれるような人物で、父親とも良好な関係だった。
彼女によって保たれていた関係性は多く、皆の橋渡し役のような人物だった。
魔法少女に覚醒して以降、幽日姉妹と共に街を守っていたが、14歳の時に一人で強力なイミグラントと戦ったことで相討ちになり死亡した。
Serialization Info
Web Novel