Synopsis

出張を終え、一週間ぶりに澪浜市の自宅へ戻った。 ゴミを捨てようとしたとき、ゴミ箱の中にホテルのロゴが入った使い捨て歯ブラシが見えた。 これで三か月連続だった。 先月はホテルのボディタオルの包装。その前の月には、アメニティの袋が捨てられていた。どれも決まって、俺が出張で家を空けている間に出てくる。 そこへ妻の真帆が廊下から現れた。 着ているのは、明らかに俺のものではない男物の白いシャツだった。 「修司、おかえり。疲れた?」 笑顔で近づいてきた真帆が、いつものように腕を伸ばす。 俺は半歩ずれて、その腕を避けた。 「俺がいない間、誰か来た?」 「どうしたの、急に。この一週間、ずっと一人だったよ」 数秒だけ真帆の顔を見たあと、俺は何も言わず寝室へ向かった。 部屋には、ごく薄い煙草の匂いが残っていた。 俺は何年も前に煙草をやめている。 スマホを取り出し、防犯カメラのアプリを開いた。 出張初日の夜。 見知らぬ男が俺の部屋着を着て、リビングのソファに座っていた。 その膝の上には真帆が座っている。 次の瞬間、二人はキスをした。

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Syosetu wo Yomou
Syosetu wo Yomou09/18/2026
  • Current防犯カメラを確認した夜、妻は不倫相手を寝室に連れ込んでいた