Synopsis
[あらすじ]
ここは魔界───サキュバスの少年ルーシーは、魔界の首都に開校されているとある小学校に通う小学生。
小学生離れした賢さと可愛らしい容姿、そして穏やかな性格からクラスの人気者として皆んなから愛されていた。
しかし、中学受験まで残り一年を切ったためだろうか。ここ最近のクラスの空気は受験ストレスでピリつきつつあった。
「お前の尻尾の矢印はドライバーなんだろw」「お前の角は肩の凝りをほぐすのに丁度いい硬さと尖具合w」「角や尻尾の先は丸っこいのにファッションは無駄にセンスがよくて尖っているw」などなど……それまでは愛想笑いで流せていた級友のいじりがエスカレートしだし、流石のルーシーもイラっとすることが増えつつあった。
そんなある日───サッカークラブに所属しているイキリキッズのオーガ太郎くんの過激ないじりに対してついに怒りが臨界点を突破したルーシー。彼はゲイ疑惑が持ち上がる程に距離感がバグっているオーガ太郎に対して常日頃から怒りの炎を激らせていたのだ。その後、オーガ太郎くんと共に「もはやどっちがオーガなのか分かんねえよw」と言わんばかりに壮絶な殴り合いを繰り広げたルーシーは罰として今どき珍しい「廊下に立ってなさいの刑」に処される。
しかし、じっとしているのが苦手なルーシーは廊下を抜け出し裏山で適当に時間を潰すことに───すると彼は不思議な穴を見つけてしまった。穴があったら入りたい程に自身の行いを恥じて反省していた訳ではないが、何となく中が気になってしまった彼はなんと単身で潜りこんでしまった。それが不思議なダンジョンへと繋がる入り口だとも知らずに。
さらにそんな20年後くらいに再び同窓会などで集まった時に「そういやそんなこともあったなw」と温くなったビールを飲みながら笑い飛ばせそうな極々ありふれた小学生同士の煽り合いから始まった小さな冒険の旅はやがて……彼の親友であるフィジカルは最強だがオツムがマジで終わってる美少年おバカデュラハーンの『ネロ』、ルーシーが密かに想いを寄せており運だけは無駄にいい美少女フェアリー『ヴィッキー』を巻き込み、魔界の深淵へと誘われる大冒険にまで発展する。
三人のエキセントリックでハートフルでちょっとエモい幼少時代を描いた物語がここに開幕。
「帝国最強の大魔導士、顎関節症になり宮廷を追い出されました」の外伝作品となります。
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