Synopsis

指を差して、返ってきた音を書き取る。それを何千回も繰り返す。だが指差しでは、その語が兎を指すのか、兎の耳を指すのか、決められない。 柏木が渡されたのは、二十二年かけて作られ、途中で放り出された辞書だった。書いたのは、七か月前に死んだ前任者。 使えば使うほど、噛み合わない。島の人々は、毎回同じ場所で席を立つ。 誤りなのか、無能なのか、それとも。 全32話

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Kakuyomu
Kakuyomu09/11/2026
  • Current訳出の必要なし