Synopsis
殺人事件の件数が、全国平均の数倍という奇妙な町、A市。
両親を殺人で失った少年・周<あまね>は、子ども離れした行動力で自ら犯人を探していた。
ある日周は、殺人現場で同級生の少女・嘆希<なげき>を見つけ、密かに尾行。
嘆希が何者かを拷問しながら殺害し、その胸からクリスタルのような結晶を取り出す場面を、
目の当たりにしてしまう。
容姿端麗なお嬢様・嘆希の正体は殺人者を殺しその殺意を結晶として取り出しコレクションする、
殺人鬼の中の殺人鬼――自称「劇薬」だった。
クラスメイトに趣味を見られて狼狽る嘆希だが、周は怯えるどころか自ら近づく。
そして自分が調べ上げた「未逮捕殺人者」のリストを嘆希に見せた。
困惑しながらも、笑みを隠せない嘆希。
「殺人者のみを殺す」という独自のルールのために
殺人の衝動をなかなか満たせない嘆希にとって、それはご馳走の山。
この日から二人は、互いを「殺人者狩りゲーム」のパートナーと認めた。
嘆希の「結晶」は人に与えることによって、他者の殺人衝動も変えられる。
周はその特性に着目し、「殺人の適材適所」を実現させようと考えていた。
殺人が無くならないのなら、発生率を制御してしまえばいい。
周は殺人者を憎むあまり、殺人者を駒とした秩序の世界、
「浄土」を作ろうとしているのだった。
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