Synopsis
公爵令嬢クラリッサは、王太子レオナードの婚約者として十年間、彼に代わって法案や予算案を作成し、失敗の後始末を続けてきた。
しかし、聖女として王宮に迎えられた男爵令嬢ミレイユに心を奪われたレオナードは、クラリッサを「嫉妬深い悪女」と決めつける。やがてクラリッサは、ミレイユ毒殺未遂の濡れ衣を着せられ、婚約を破棄されたうえ、民衆の前で処刑されることになってしまう。
けれど、処刑台に立ったクラリッサは微笑んでいた。
レオナードたちの企みに半年前から気づいていた彼女は、自らを囮にして、司法妨害、証拠隠滅、寄付金の横領、偽りの奇跡に関する証拠を集めていたのだ。
処刑直前、クラリッサによる反撃が始まる。
権力を振りかざしてきた王太子は地位を失い、称賛を求めた偽聖女はすべての虚飾を剥がされる。そしてクラリッサは、自分を陥れた者たちに復讐するだけでなく、身分にかかわらず罪を裁ける新たな司法制度を作るため、王国改革へ乗り出していく。
これは悪役令嬢と呼ばれた女性が、証拠と法律によって愚かな者たちを断罪し、自らの人生と王国の未来を取り戻す物語。
「救って差し上げることは、もう二度とございません。ご自身で選ばれた破滅ですもの。どうぞ、きちんと滅んでくださいませ」
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