Synopsis
余命わずかと告げられた佐倉悠介、二十八歳。
死ぬまでに何をしたいか散々考えた末、彼がたどり着いた最後の願いは――
「どうせ死ぬなら、一度くらい百合の間に挟まってみたい」
という、どうしようもなくくだらないものだった。
昔からの友人で、実際に交際している真琴と沙耶に呆れられながらも了承を取りつけ、いざ二人の間へ飛び込む悠介。
ところが、なぜか挟まることなく二人の間をそのまま通り抜けてしまう。
その先に広がっていたのは、巨大な惑星が浮かび、魚が空を泳ぎ、透明な木々が音を奏でる、見たこともない世界だった。
死ぬことを受け入れたつもりだった男が、ほんの数時間だけ異世界を歩く話。
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