Synopsis
長野の禁足地で、六年間モンスターを狩って食べながら育った少年・狩野岳。
祖父が突然姿を消したことで、岳は叔母を頼って大宮へ出ることになった。
そして自分の食い扶持を稼ぐため、都会で《探索者》になる。
ところが、初めて入ったダンジョンで岳は信じられない光景を目にする。
都会の探索者たちは、倒したモンスターから素材だけを剥ぎ取り、肉をそのまま捨てていた。
――食えるのに、なんで捨てるんだ?
そんな岳がダンジョンで出会ったのは、Bランク探索者兼人気配信者・篠崎奈々。
彼女を襲っていたグリフォンを仕留めた岳は、その場で慣れた手つきで解体し、肉を焼いて食べ始める。
「美味しいですよ」
「……美味しい。え? うぷ。おえええええ」
岳にとっては、いつもの食事。
だが都会の探索者にとって、モンスターを食べる人間など聞いたこともない。
しかも岳が六年間食べ続けてきたモンスターには、どうやら本人も知らない秘密があるらしく――。
鉈と猟銃を手に、獲物は倒して、捌いて、食う。
常識知らずの田舎者が、都会のダンジョンを狩り歩く。
Serialization Info
Web Novel