Synopsis

「じゃあ、もし。もし、人の命に値段をつけるなら……柊さんは、どのくらいの値をつけるの」 春はほとんど失踪していて、冬から夏に移り変わるような。 それでいて、部活帰り橙色に染まる帰り道には、まだ春の香りだけがわずかにあるような。そんな、六月のある日のことだ。 “私”が、人間一人につけられる値段を知ったのは。

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Kakuyomu
Kakuyomu09/08/2026
  • Current帰り道、一万三千円の命。