Synopsis
「お初にお目にかかります、ヴァルハルト・グラディウス侯爵が嫡男カイアス・グラディウスでございます」
人には誰しも役割がある。例えば自分ならば侯爵家の嫡男として周囲の期待に応え、同時に課される義務を果たし続けることだと考えていた。
「この度は麗しき王女殿下に拝謁する機会を賜れたこと、光栄の至りに存じます」
少なくとも、初めて彼女と会った十歳当時の自分はそう思っていたのだ。
※魔術少女シリーズの前日譚的なお話で、世界観設定などの一部ネタバレがあります。この話単体でもお読みいただけます。
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