Synopsis

戦争は、終わらなかった。 勝者のないまま停戦へと至った大戦。 その戦場には、歴史に名を残すことなく消えていった多くのエースがいた。 彼らは英雄でも、偉人でもない。 死者、裏切り者、犯罪者、敗者。 それでもいつしか、人々は彼らをひとまとめにこう呼ぶようになった。 ――『灰被り』。 戦災孤児の少女は、傭兵たちの集う酒場で、そんな灰被りのお伽噺を聞いて育った。 そしてある日、自分の親もまた「灰被りだったらしい」と聞かされる。 真偽さえ分からない、その一言。 少女は一人の記者について、戦場を巡る旅へ出る。 残された記録を拾い、証言を聞き、朽ちた戦場を歩きながら。 これは、勝者なき戦争に埋もれた者たちを追う調査記録。 そしていつか、一人の少女がお伽噺になるまでの物語。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu09/07/2026
  • Current灰被りたちの狂詩曲(コンテスト用脚本)