Synopsis

校則に厳しい生徒会長・白石澄は、ネクタイの緩みも、廊下を走ることも見逃さない。 そんな彼女が、金曜の夜には幼なじみ・佐伯の夜逃げを手伝うことになっている。 行き先は澄の叔母の家。 段ボールは三箱。 学校には、たぶん月曜日も行く。 家を出ることは大事件のはずなのに、二人の間で交わされるのは、教科書や歯ブラシや、予備のネクタイの話ばかり。 「佐伯くん、金曜の夜逃げですが、指定品のネクタイは二本とも持っていってください」 校則には厳しい。 けれど、それとは別のところで、澄は佐伯の生活が途切れないように手を貸している。 幼なじみの二人が、少しだけ遠くなった学校へ、いつも通り通い続けるまでの話。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu09/07/2026
  • Currentネクタイを直して、家を出る