Synopsis

1988年ごろに書いた詩編。 具象と抽象。 人間は、物質であり、生物であり、動物であり、人間である。人間は物であるから具象である。 具象に対する嫌悪感、何者かであることへの嫌悪感から、人間、動物、生命という上位階層を剥がしていって、「人間」を「物」に落とし込む。 それにも飽き足らず、具象である「物」を「抽象」に昇華しようと試みる。 しかし、抽象は具象でないが故に、その試みをしていった結果、「無」に至る。 そして、それ以上、進めなくなってしまった。 注記> ・「九、充ちてゆく抽象と消滅した修行僧」には、本文はありません。抽象に満ちた結果、すべてが「無」になったので、何も書かれていないということです。 ・「五、敗残者の狂喜」では、途中から意味のない文字の羅列が始まりますが、最後の方で「くしゃリトらや・・・」と始まる部分は三行分同時に発声するように読むことを意図しています。バロック音楽のフーガみたいな感じを想定しています。

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Kakuyomu
Kakuyomu08/18/2026
  • Current物の生涯