Synopsis
旧視聴覚室の前を通るたび、
どこかで水が滴るような音が響いてくる。
その部屋の中央には、
エンジ色の旧スクール水着を着た首のないマネキンが、
静かにパイプ椅子へ腰掛けていた。
胸元のゼッケンに記された数字は、
まるで誰かの行動を待つように、じわりと滲んでいる。
荒れた学校、濁った空気、
そして少しずつ変わっていく教室の雰囲気。
水滴の音が告げるものは何なのか。
その数字は何を数えているのか。
静けさの中で進んでいく“ある変化”を、
淡々と描く環境ホラー
Serialization Info
Web Novel