Synopsis
カドコミ漫画原作コンテスト【ナツガタリ'26】応募用の作品となります。
コンテストでは6エピソード以上の作品は選考対象外となるため、完結済みと設定しておりますが、内容的には続けられる未完の状態です。
ただし、ある程度結末が予想できるようキャラクターや用語の設定で一部ネタバレを含んでおりますので、ご承知おき頂けますと幸いです。
あらすじ:
帝国を栄えさせている皇帝
その正室である皇后や側室となる妃たちが生活しているのが、後宮だ
後宮では皇后の座を巡り、日々権謀術数が渦巻いている、はずだった
いや、権謀術数は渦巻いている
ただしそれは、皇子を授かる皇帝の寵愛を他の女に押し付けるというものだった
実は代々皇帝は帝国を栄えさせる代わりに黒竜の呪いに蝕まれており、皇帝を延命させるために呪いを女性に移していた
そう、後宮は、皇帝を生きながらえさせ、帝国を繁栄させ続けるための人柱が集められた場所だったのだ
だが実家を立て直すための資金を得るために後宮入をした鈴蘭は、その仕組を知らなくて――
後宮に集められた妃たちによる非常なる死亡遊戯(デスゲーム)が、今幕を開ける
世界観:
中華風後宮が舞台
帝国は皇帝が収めており、皇帝のために用意された後宮には絶えず女性が妃として招かれる
だが後宮に妃を集めているのは皇帝の皇后を探すためではなく、皇帝が国を栄えさせるために代々受け継いできた呪いを肩代わりさせる身代わりを用意するためだった
キャラクター:
主人公
鈴蘭(れいらん)
絶世の美女ではないが、顔のパーツは整っている
後宮の実態を知らず、没落寸前の実家を立て直すための資金を得るために入宮した
地方の商家の娘で、元々官吏志望
官吏の勉強はしてきたため、知識は豊富で頭の回転も早い
後宮のことについても一般的な内容は知っているが、箝口令が敷かれている内廷品階録などの特殊な事情は全く知らない
翠蓮にハメられ、内廷品階録の最下位になりそうだったが、彼女の善良さ故に危機を回避することに成功する
後宮の実態を知ってからは生き延びるため、死力を尽くして権謀術数渦巻く後宮内での戦いに身を投じることになる
1話の敵
翠蓮(すいれん)
タレ目で、いつも困ったように微笑んでいる守ってあげたい系の美女
鈴蘭と一緒に入宮したが、後宮と付き合いのある商人の娘のため黒龍の呪いのことも知っている
何も知らない鈴蘭に近づき、彼女を蹴落とすことで安全圏に逃れようとする
だがハメようとした鈴蘭の善良さ故に逆に自分が最下位となり、死亡して鈴蘭へ後宮の現実を教えることになる
2話の敵
玲華(れいか)
吊り目で、派手な装飾品をこれでもかとジャラジャラ着けている
実家は政治には弱いが玲華本人は悪知恵が働き、静香という金づるを見つけている
翠蓮の次に鈴蘭と最下位を競うことになる妃
鈴蘭をハメて失点させようとするが、彼女の機転で逆に最下位に落とされて死亡する
3話の敵
静香(せいか)
玲華の友達で、彼女を死に追いやった鈴蘭を逆恨みしている
友達と思っているのは静香だけで実際は玲華から金の無心をされている
利用されている関係だと思いきや、金で玲華を所有する権利を得られたと思っている醜い一面がある
長髪でメガネをかけており、実家が裕福で情報戦が得意
今までは玲華の影に隠れていたが、玲華が死んだことで鈴蘭を貶めるために暗躍し始める
鈴蘭の悪評を広め、ちょっとしたミスを誇張して大きく減点して最下位に落とそうとする
だが御前薫香に芸香を使っていたことから策を見抜かれ、最下位に落とされる
4話の敵
明玉(めいぎょく)
真っ赤な髪で、将軍家の家系の娘
幼い頃より父親から、将来お前は皇后になるんだと言われ修行しており、それを信じている
頭は良くはないが悪知恵は働き、腕っぷしに自信がある
そのため、静香の仕掛けた情報戦を信じており、鈴蘭のことを策を弄する小癪な相手だと勘違いしている
武力を極めたものこそ皇后に相応しいという偏った価値観を持っているため、策を弄する鈴蘭は後宮には相応しくないと排除しようと動き出す
その動きこそ、自分が毛嫌いしている小癪な考え方なのだが、自分は良くて相手は駄目というダブルスタンダードの精神で気づいていない
また、皇后になるには皇帝の子供を孕まなければならないので内廷品階録では最下位になるべきなのだが、父親から生き残れと言われているためそれを遵守しており、そこまで頭がまわっていない
課題の前に事故に見せかけて鈴蘭に怪我を負わせ、課題に参加出来ないようにしようとした
しかし事故の証拠などが発見され、最下位に落とさる
最後は素直に鈴蘭に負けを認め、自らの足で皇帝の下へと向かう
5話の敵
美蓮(びれん)
下級妃の中で、もっとも美しい美貌を持っている
その美貌を武器に後宮に務める警備兵や宦官の長といった数々の男性職員を誘惑している
当然誘惑した人の中には鉄面も含まれており、内廷品階録を有利に進めている
不正の疑惑はあるが、男たちを使って上手く隠している
いずれ自分の立場を脅かしそうな鈴蘭に目をつけ、男たちを使って彼女を排除しようとする
しかし姦通の証拠を押さえられて最下位に転落し、関係を持った男性共々処分される
5話の引きで出てくる妃
麗蘭(れいらん)
四人しかいない上級妃の一人
圧倒的な美貌と権力を有しており、内廷品階録の序列は気にもかけていない
だが、自分に貢物を持ってくる美蓮が鈴蘭によって排除されたため、彼女に目をつける
皇帝
鳳瑛(ほうえい)
白髪に切れ上がった金の瞳
人外の美しさを持つ青年
常に物静かで紳士的だが、その周囲には呪いによる常に死の気配が漂っている
自分が生きるために妃を犠牲にすることは心苦しいと思っており、どうにか呪いを解きたいと考えている
協力してくれる鉄面
無影(むえい)
職務に忠実な鉄面
中性的な声で男性的な話し方はするものの、仮面と喉元を隠しているため男性なのか女性なのかわからない
細身だが身体能力が高く、他の鉄面を取りまとめる立場でもある
そのため妃の課題を検討したり、試験中の試験官を務めることが多い
妃に対して必要以上にへりくだらず、むしろ高圧的に接することも多い
1話で会話したことがきっかけで縁ができ、鈴蘭と協力関係になる
ただし、あくまで鉄面の業務の範囲内であり、必要以上に肩入れはしない
しかし、週末の課題の不正調査に役立つような情報を提供した妃と協力するような柔軟さも持ち合わせている
用語:
黒龍の呪い
皇帝が血筋は帝国を繁栄させるために代々受け継いできている呪い
呪いの影響で皇帝は体内に瘴気がたまり続け、その影響で常に体温が低く、精神を蝕まれている
皇帝が生き長らえる唯一の方法は、夜伽の際、肌を合わせることでその瘴気を妃の体へ移し替えることのみ
また、こうした事実は帝国の威信にかかわることのため、後宮で行われていることは箝口令が引かれており、秘密にされている
帝国の繁栄は皇帝の存在が要なため、毎週皇帝は妃の命を犠牲にして生き延びている
ただそれだと皇帝の子孫が作れなくなるが、呪いを受けても子を宿し、生むまで死なない女性が非常に稀に現れるため、皇帝の血筋は今も絶えることなく続いており、帝国の繁栄は現在も続いている
子を宿し、皇后となる妃はその後も生き残ることが出来る
内廷品階録(ないていひんかいろく)
後宮内の妃の序列を決める順位表(ランキング)
順位は妃の言動の優雅さや教養、身だしなみやその実家から朝廷への貢献度などで厳密に評価され、毎週末の晩、十二時を過ぎた時にその日の結果が発表される
ただし順位が発表される前の課題の評価が、もっとも内廷品階録の順位に影響を与えるため、実質的にこの課題の評価で順位が決まると言ってもいい
そのため課題に参加できないことは最下位と同義でもある
この順位表で最下位になった妃が、皇帝の寵愛を受けることになる
最下位のものが選ばれる理由は、初代皇帝の子供を産んだものが身分の低いものだったため
現在もこの風習が残っているのは、後宮の中で帝国にとって存在価値のないものを選別する行為と位置づけられているため
しかし事実上、内廷品階録で最下位になるということは皇帝の呪いを受けて殺されるものであり、生贄には価値がないものから順番に選ばれていくという構造になっている
そのため後宮では自分が最下位にならないようにするため、権謀術数が渦巻いている
内廷品階録の上位四名が上級妃と呼ばれ、四十位までが中級妃、それ以降が下級妃とされている
鉄面
通常の女官や宦官とは違う、内廷品階録の採点だけを行う業務を行っている人物たちの名称
全員鉄の仮面を被っており素顔を見せることはなく、一見男性なのか女性なのかはわからない
後宮のいたるところに存在し、妃たちを日頃から採点している
その関係上、週末に実施される課題の不正の調査等も行っている
後宮
皇帝を生かすための生贄を集める地獄の園
だがいつ死ぬかわからない妃のために、生活は高水準でのもてなしを受ける
そのため、下級妃であってもかなり贅沢な生活が後宮では送れるようになっている
妃は皇帝のために集められているため、妃はその命も含めて皇帝のものとされている
そのため妃が皇帝以外のものと関係を持つことは許されていない
妃が死んでいくので、定期的に妃が補充されていく
人の出入りは制限されているが、物流の制限はされておらず手紙や課題を有利に進めるための道具を実家から妃が送ってもらったりすることも可能
だが妃として後宮に入ることは出来るが、出ることは基本的に許されていない
これは、黒竜の呪いを広げない秘密保持のためである
唯一妃が後宮に出られる例外があり、それは次期皇帝となる皇子が生まれ、次の皇帝のために新たな妃を後宮に集める時のみ
逆に言うと、皇子が生まれるまで生き延びれば生還可能となる
といっても後宮で行われていることを口外しないよう、妃たちには口止めのための処置が行われる
処置は行動の制限や住む場所の制限といった罰則のようなものもあるが、多くのものは金銭、あるいは妃の関係者を要職につけるなどの口止め料を要求する傾向が強い
しかし人間である以上人の口には戸は立てられず、一部の権力者や証人などには後宮の実態がまことしやかに広がっている
逆に生き延びられる自信があるのであれば生き残った後口止めとして報奨を得られるため、噂を聞いてわざわざ自分の娘や息のかかった女を後宮へ差し向ける家もある
逆に集まらない場合もあるので、金で妃として後宮に送られるものもおり、鈴蘭はそのうちの一人
内廷品階録の順位を決めるため、毎週妃たちに課題が出される
これは将来の皇后の育成を進めつつ、新しく入ってきた妃と既存の妃の差を出来るだけ埋めるようにするため
また、課題がなければ実家の太い妃だけが容易に生き残れるので、それを防ぐためでもある
こうした事情からわかる通り、後宮では表向き内廷品階録を不正で乗り切ろうとすることは認められていない
そのため、不正の証拠が明らかになれば妃は大幅な減点をされるが、見つからなければお咎めはない
逆に不正が横行しており、実家の援助が事実上見逃されているという状況も存在してる
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