Synopsis
王都の時計職人・クロノには、誰にも理解されない特技があった。
壊れた時計を修理すると、その時計に「未来の一日」を保存できる。
ただし、保存した未来を現実に引き出した瞬間、クロノはその一日に関する自分の記憶を失う。
使い道のない欠陥技術。
そう判断した時計ギルドは、クロノを工房から追放した。
だが、最後に修理した一台だけは違った。
古びた王都の大時計に保存されていたのは、まだ誰も経験していない未来。
――王都が滅びる一日。
クロノは未来を変えるため、保存された一日を使うことを決める。
しかし、未来を変えれば、その日の記憶を失う。
誰を救ったのか。 何を守ったのか。 なぜ戦ったのか。
それすら、いつか分からなくなる。
だからクロノは時計に記録を残す。
「未来の俺へ。今日、俺は何かを守ったらしい」
記憶を失いながら未来を修理する、追放時計職人の時間逆転ファンタジー。
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