Synopsis
「ロザリー! お前のような悪女との婚約など破棄する!」
王宮の夜会で、突然カイル王子から婚約破棄を突きつけられた公爵令嬢ロザリー。
王子の背後では、義理の妹アイリスが「可哀想な私」を演じてウルウルと涙を浮かべていた。八年間、彼女は『亡き母の形見を割られた』『毒を盛られた』と被害者を装い、屋敷の人々も王子も味方につけてきたのだ。
だが、ロザリーには前世の記憶があった。
プロの【舞台演出家】として数々の劇場を仕切ってきた彼女から見れば、アイリスの演技はあまりにも古典的で大根すぎた。
「ご決断、つつしんでお受けいたしますわ。——ただし、次のパーティーの『大舞台』で罪を公表してくださいな」
大観衆のスポットライトが大好物なアイリスは、二つ返事でその誘いに乗る。
——それが、逃げ場が一切なくなる最高の自爆装置だとも知らずに。
音響、照明、そして真実を記したプログラム。
最高の舞台装置を整えた演出家(悪女)による、大根役者(義妹)の完全自爆劇が幕を開ける!
【前世演出家令嬢×ざまぁ×短編×サクッと読めるスカッと劇】
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