Synopsis
宇宙に、道がある。
コロニーと拠点を結び、物資と人を運ぶ「航路」。
ルミナ宙域で航路防衛と救難を担う特務飛行隊《ALAE LUMINIS》にとって、任務の成否は撃墜数では決まらない。救助対象を帰還ラインの向こうへ送り届け、自分たちも帰ってくること。それこそが評価される。
◆世界観
・ルミナ宙域/複数のコロニーと拠点が「航路」で結ばれた宇宙域。現行の管理航路の外側には、事故や環境変化で使われなくなった旧航路が残っている。近年その周辺で、所属不明の未登録機が観測され始めている。
・母艦《Fleur de Stella》/《ALAE LUMINIS》の拠点。格納庫、整備設備、管制室、居住区を備える。
・特務飛行隊《ALAE LUMINIS》/「光の翼」の意。撃墜を目的とせず、航路を守り、救助対象を帰すことを最優先とする部隊。
◆登場人物
エリオット・リシエ/《Soleil Wing》パイロット。穏やかで、救助対象を放っておけない。人を守る判断には長けるが、自分の安全だけを後回しにする癖がある。
ノア・ヴィレル/整備士。機体の状態と航路を冷静に読む。口は悪いが、《Soleil Wing》とエリオットの飛び方を誰より知っている。
フェリクス・ドレリ/明るく行動力のある新人パイロット。誰より速く現場へ届く。
カイル・ファーガス/教導官。長所を消さず、危険な部分だけを直す指導をする。
ゲン・シオネ/司令官。豪快な現場主義者。隊員を送り出し、帰すところまでを自分の責任とする。
◆主要機体
《Soleil Wing》/白。広域防御《Return Field》を持つ護衛・救助機。
《Silent Frost》/青灰色。センサーと航路解析に優れた試験調整機。正式配備前。
《Rabbit Flare》/赤。高速機動型。特殊加速《Overflare》を持つが、使用後の機体負荷が大きい。
《Luna Azul》/白と深青の旧式機。重く反応も遅いが、旧航路を飛ぶための航路補正能力を持つ。
◆用語
帰還ライン/安全な管理航路との境界。到達しただけでは任務は終わらない。ここを越えて帰るまでが任務。
続話では、四人が守ってきた「帰す」という価値観が、中央航路管理局という外側の正義と衝突。
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