Synopsis

僕は死にたくなかった。 お国のため。家族のため。名譽のため。 どいつもこいつも、死にたくない僕に死んだ後の話ばかりする。 東京が焼け、赤紙が届き、遂には松代の暗い坑道へ。 それでも僕は、国のために立派に死ぬ気などさらさらなかった。 見張りがいなければサボり、どうせ負けると悪態をつきながら、ただ生き延びる。 そして捌月拾伍日――やっと国は負けた。 英雄にも、愛国者にもなれなかった一人の青年と、 戦争が終わった先にあった、一片のチョコレートの話。

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Kakuyomu
Kakuyomu08/17/2026
  • Currentチョコレート