Synopsis
「お前の料理は呪われている」
侯爵家の料理番サージュ・ヴェルヴェーヌは、主厨のでっち上げた罪で屋敷を追い出された。手元に残ったのは銅貨六枚と、母の包丁が一本きり。
野垂れ死に寸前の路地裏で、サージュは腹を鳴らして座り込む同い年の少女に出会う。有り合わせで一皿作ってやると、少女は言うつもりのなかった本音をこぼして、自分の口を押さえた。銀の髪に菖蒲色の目——この国の皇女、アンジェリカだった。
毒と嘘で回る宮廷で、皇女はサージュを専属料理番として召し抱える。
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