Synopsis
異世界へ召喚された5人の勇者候補。
《聖騎士》《賢者》《剣聖》《聖女》。
次々と強力な職業が判明する中、30歳の営業マン・羽富蓮司に与えられた職業は――《投資家》だった。
異世界人には「投資家」という言葉すら通じない。
しかも、魔法適性は《契約魔法》だけ。
「人に金を渡して、契約を結び、その利益を受け取る?」
「それなら奴隷商人ではないか!」
戦闘職ですらない羽富は勇者候補から外されるが、営業マンとして培った交渉力を使い、王国から活動資金100万Gを獲得する。
さらに、自分だけが使える固有能力《ATM》の存在も判明。
しかし、ATMに金を預けても勝手に増えるわけではない。
宿代を払えば減る。
装備を買えば減る。
何もしなくても生活費はかかる。
ならば――金を働かせるしかない。
戦えないなら、戦える人に投資する。
商売を始めたい者がいるなら、その可能性に投資する。
利益が出れば再投資し、さらに大きな利益を生み出す。
剣も強力な攻撃魔法もない。
あるのは100万Gと、営業力と、前世で身につけた投資の知識。
これは、勇者になれなかった一人の会社員が、人と事業に投資しながら資産を増やし――
やがて異世界の「投資王」を目指す物語。
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