Synopsis

誰かに頼まれれば、断らない。 嫌なことがあっても笑う。 相手が望む言葉を選んで、自分の気持ちはいつも後回し。 高校一年生の朝倉澪は、周囲から「優しい人」と言われている。 けれど澪自身は、自分を優しい人間だと思ったことがない。 ただ、嫌われることが怖いだけだった。 そんな澪の前に現れたのが、同じクラスの神谷夕。 嫌なことは「嫌」と言い、無理なことは「無理」と言う夕は、澪とは正反対の性格だった。 ある日の放課後、夕は澪に問いかける。 「本当に嫌じゃないの?」 初めて自分の気持ちを問われた澪は、答えることができなかった。 「……分かんない」 その言葉をきっかけに、二人の距離は少しずつ近づいていく。 誰かに嫌われないために、自分を隠し続けてきた少女。 傷つくことを恐れ、人との距離を取ってきた少女。 正反対の二人が出会い、互いの弱さを知っていく中で、澪は少しずつ「自分の気持ち」と向き合い始める。 これは、恋だけでは終わらない。 誰かを大切にすることと、自分を大切にすること。 人に好かれることと、自分らしく生きること。 その答えを探していく、二人の青春の物語。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu08/16/2026
  • Current嘘をつけない君へ