Synopsis
私は一貫性が無いものが嫌いだ。
正義を振りかざしながら、その正義に矛盾する人間。
結果だけを見て、原因と過程を顧みない社会。
マクロでは合理的に動く世界と、ミクロでは理不尽に満ちた人間たち。
そんな世界に辟易した「私」は、政治、歴史、科学、そして人間そのものについて考え続ける。
やがて辿り着いたのは、嫌悪していた一人の哲学者――ソクラテスだった。
人間は愚かだと断ずる自分自身も、また人間である。
偏屈な男が世界を罵り、疑い、そして最後には自分自身まで疑い始める、思索型短編。
Serialization Info
Web Novel