Synopsis
目の見えない娘は、貧しい村を追われた。
彼女を拾ったのは、山の奥にひとりで暮らす、心のやさしいオークだった。
姿の見えない同居人との、あたたかな日々。
「一度でいいから、見てみたい。空も、雪も、緑も。――それから、あなたを」
その願いを聞いた夜から、彼は黙って動きはじめる。
願いの泉。女神の告げる対価。そして、山を登ってくる討伐隊。
彼女の目が開くとき、世界で最初に映るものは、何か。
これは、生まれてはじめて「ひと」を見た日の話。
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