Synopsis

辺境領サムツェでは、橋が落ちた知らせさえ三日遅れて届く。 そんな世界で、領主の娘タマルたちは、離れた場所へ声を送る魔法具の試作機を見つける。だが、長距離通信に必要な特殊素材を求めて隣国ヘレティへ向かったタマルは、そのまま帰らなくなった。 妹のテアは、魔法技師ラシャとともに姉を迎えに行くため、自らを鍛え始める。一方、調査が進むにつれ、狙われているのはタマルだけではなく、未完成の研究そのものだと判明する。 姉妹を隔てる国境。奪い合われる技術。そして、昨日まで敵だった者たちとの共同研究。 遠くへ声を届けるだけでは足りない。 返事が戻ってきて、初めて会話になる。 これは、待つしかなかった世界に「待たなくていい声」が生まれるまでの物語。

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Kakuyomu
Kakuyomu08/28/2026
  • Current声が届いた日、世界は変わった