Synopsis
入学式へ向かう母娘。
駅を出たところで、娘が小さな人影を見つける。
「いかないで」
母には何も見えない。
そして学校の前では、黒い服の男がただ立っていた。
娘の体調不良で入学式を諦め、駅へ戻った二人。
そこで聞かされたのは、「入学式の日、死んだ男が学校の前に立つ」という古い噂だった。
次の電車まで、あと五十八分。
だが娘にしか見えない小さな存在は、今度も繰り返す。
「いかないで」
――これは、夢で見た怪談を元に書いた物語。
少なくとも、最初はそのはずだった。
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