Synopsis

戦争に負けて、電波が死んだ。  塔は倒れたまま、誰も片付けない。  オーサカの南。男は日雇いで柱を抜き、薬の残りを数えて眠る。右腕は外さなければ眠れない。顎も外れる。名前は、どこかで捨てた。  街の連中は、顎の裏の刻印を読んで男をデゴハチと呼ぶ。  ある夜、袋小路に追い詰められた男の肩から、見たこともないものが伸びた。  この街の夜は長い。

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Kakuyomu
Kakuyomu08/23/2026
  • Current塔は倒れたままでいい