Synopsis

王城の離宮には、“名前を知られていない”王女がいる。 エイリッヒは、軽い男だ。今日も酒と賭けで盛り上がる。 「おい、エイリッヒ。さっきの負けをチャラにしてやるから、その王女から“名前”を聞き出してこいよ。誰も知らないんだろ?」 公爵家の嫡男エイリッヒは、公の場で婚約者に振られて以来、ずっとこんな生活だ。 「君の名前は?」「……“君”でいいわ。そう呼びかけたでしょう?」 名前を聞き出すだけの賭けだったはずが――。放蕩息子はいつしか、壁の向こうの、名無しの王女に会う夜を待ちわびるようになる。

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Kakuyomu
Kakuyomu08/22/2026
  • Current放蕩息子と名無しの王女