Synopsis

中学卒業まで、僕らはいつも六人一緒だった。 「彼」は自分の気持ちすら知らなかった。 「彼女」は無邪気で優しかった。 「彼」は普通にいいやつだった。 「彼女」は知りたくないものまで知ってしまっていた。 「彼」はバカだった。 「彼女」はずっとこの六人でいると信じていた。 そして高校進学の日、六人の通学路は二つに分かれた。 三人ずつ別々の学校。 毎朝同じ駅に集まりながら、乗る電車は正反対。 最初はそれでも何も変わらないと思っていた。 けれど、知らない友達が増え、共有できない日常が増え、やがて誰にも言えなかった恋心まで六人の間に入り込む。 六人だった朝は、五人になり、四人になった。 それでも――元通りじゃなきゃ、だめなんだろうか。

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Kakuyomu
Kakuyomu08/21/2026
  • Current僕らの通学路