Synopsis
七十年以上を画家として生きたダイスケは、亡き妻の最後の肖像画を描き終えた直後、その生涯を終えた。
しかし、次に目を覚ました彼がいたのは、見知らぬ世界。
しかも、若い青年「オリオン」の身体に転生していた。
金もない。
食べ物もない。
自分がなぜ転生したのかも分からない。
そんな中、オリオンは一つの不思議な力に気づく。
――黄金の筆で描いたものが、現実になる。
パンを描けば、本物のパンが現れる。
ならば、武器を描いたら?
家を描いたら?
魔法を描いたら?
そしてもし、この筆で「この世界には存在しないもの」を描いたら――?
老いた画家が手に入れた、二度目の人生。
今度は、絵を飾るために描くのではない。
自分自身の手で、世界を描き変えるために。
Serialization Info
Web Novel