Synopsis

人と話すことが苦手な加瀬遥にとって、音声SNS「Spoon」は唯一の居場所だった。 自分の書いた台詞を誰かが読み、その声に耳を傾ける。 そんな日々の中で、遥は「ミドリ」という女性と出会う。 毎日のように自分の作品を読んでくれる、優しくて、少し無邪気な声。 遥はその声に恋をした。 やがて二人はSNSの中だけではなく、現実の言葉を交わすようになっていく。 けれど、二人を繋いでいた場所には終わりが訪れる。 数年後。 ミドリの連絡先をすべて消した遥の部屋には、彼女から貰ったいくつかの思い出だけが残っていた。 消したはずの連絡先。 捨てたはずの思い出。 そして、今も消せない声。 これは、ある声に恋をした少女の、過去と現在をめぐる物語。

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Kakuyomu
Kakuyomu08/19/2026
  • Current声に恋した私の残骸~ネットの向こうのミドリさんと、灰色の私の日々~