Synopsis

放送部の二年生、小川莉奈には、一つ上の先輩がいる。 高瀬遼。 音響機材が好きで、 大須の機材屋に入るとなかなか出てこなくて、 好きなものを食べている時だけ、ちょっと分かりやすい。 放課後の放送室。 帰りの電車。 片耳ずつのイヤホン。 一口だけもらう食べ物。 休日になれば、二人で大須へ行く。 特に用事がなくても、一緒に歩く。 「先輩もいるし」 莉奈は、そんなことを普通に言う。 友達には、 「仲いいよね」 と言われる。 確かに仲はいい。 でも、それだけだ。 たぶん。 高瀬は先輩で、莉奈は後輩。 二人とも、その距離を特に不思議だとは思っていない。 マイクの距離は気にするくせに、 自分たちの距離には、驚くほど無頓着。 そんな二人の、放送室から始まる高校生活。 これは、 なかなか恋が始まらない、先輩と後輩の話。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu08/18/2026
  • Current先輩、聞こえますか