Synopsis
ゲーム好きのごく普通の大学生だった主人公は、ある日、長年遊び続けてきた大人気学園ファンタジーRPG『REVERSAL』をクリアした夜、そのまま眠りにつく。
目を覚ますと、そこは魔法が科学として発展した『REVERSAL』の世界だった。
夢にまで見た異世界転生。
最初は歓喜した主人公だったが、自分の頭に小さなキノコが生えていることに気付き、ある最悪の事実を悟る。
転生先は、原作で主人公たちが通う天稜魔法学園の生物学教師――茸木タケ。
頭にキノコを生やし、授業中でも延々とキノコへの愛を語る、ストーリー本編にはほとんど関わらないネタキャラだった。
「よりによって、こいつか……」
落胆しながらも、主人公はすぐに現実を受け入れる。
原作開始までは約十五年。
未来を知るという転生者最大の強みを活かし、原作を大きく変えず、その結末をこの世界で見届けることを決意する。
しかし、そのためにはまず、自分自身が茸木タケとして生きなければならない。
眠そうな口調。
気の抜けた態度。
そして、キノコを愛する変人教師というロールプレイ。
周囲から違和感を持たれないよう振る舞いながら、主人公は少しずつこの世界へ溶け込んでいく。
しかし。
ネタキャラへ転生したはずの主人公は、自分でも意図しない内に、いつしか原作に深くかかわるようになっていた。
「……あれ?」
「どうしてこうなった?」
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