Synopsis
子どもの証言は、大人の質問によって変わることがある。
だから司法面接官・久世真帆は、決して答えを含む問いを口にしない。
しかし、海辺の宿で起きた監禁事件には、まだ存在しない犯人がいた。
未来の日付が記された絵。
数か月前から残っていた真帆の指紋。
録音された、まだ発していない彼女の声。
聞き取りのたびに具体的になる目撃証言。
「誰がやったのか」と問うたびに、犯人は事実へ近づいていく。
そして真帆が最後の質問を口にしたとき、その顔が決まる。
――やっと、あなたになれました。
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