Synopsis
氣がつくと俺は、真っ暗な洞窟の中にいた…。
そこはどこまでも果てしない暗闇が続く、無明の闇の世界だった…。
辺りを見回すと洞窟の所々には地面から蝋燭が立ち、岩壁には火の灯ったランタンがかけられ、それらはほんの少しだが、消えかかった生命の灯火のように無明の闇を明るく照らしている。
岩壁をよく見ると、憎悪に満ちた表情を浮かべる人の形をした壁画が描かれていた…。
手をよく見ると、無意識の内に俺は一本のナイフを握りしめていた…。
遠くで誰かの声がかすかに聞こえる。それも、街で男同士がケンカを起こしているような声だ…。
その瞬間、俺は何となくだが察してしまった…。
俺はこの暗闇の中でたった一本のナイフだけを頼りに、生き残りをかけたサバイバルゲームをやらされているのだと…‼︎
そして、どこからともなく、謎の声が聞こえてきた…。
「贄人《にえびと》よ…、贄人よ…。汝は罪を犯し、魂を穢した、神の生け贄として供えられた贄人である…。
ここを出たくば、全ての贄人たちと葬り、戯れ、その魂を神に捧ぐのだ…‼︎」
俺は無事に生き残れるのか…⁉︎
と言うか、この暗闇の世界は一体どこで、俺はなぜ殺し合いをしなければならないんだ…⁉︎
無明の暗闇の中で今、生き残りを賭けた恐怖の椅子取りゲームが始まろうとしていた…。
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