Synopsis
「なずちゃん、また明日ね」
えいくんが毎日の締めくくりに使う、その言葉が好きだった。
それだけで、眠りにつく夜が少しだけわたしに優しくなった。
人に色がついた世界で、わたしはこんなにも愛おしくて、危うい色があることを知った。
二十一歳、オンラインゲームを通して出会ったのは、今まで見たどの色よりも綺麗で美しい色だった。
もっと知りたい。
もっと話したい。
同じくらい、わたしを必要としてほしい。
いつしか、ただ綺麗だったはずのそれは、わたしの世界のすべてになった。
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Web Novel