Synopsis
緑豊かな山々に囲まれた小さな町、その片隅にある県立桜ヶ丘高校。そこには、弓道に情熱を注ぐ不器用な少年風間飛翼がいた。彼は「的中至上主義」を掲げ、いかに的に当てるかを追求する。しかし、その思想は、部の伝統と「正射必中」を重んじる主将との間で常に摩擦を生んでいた。そんな中でも不器用なりに必死に努力し、全国大会出場という夢を追いかける。飛翼の卓越した技術は部員たちに刺激を与え、停滞していた部の雰囲気を一変させる。しかし、彼の的中至上主義は、時に団体の流れを乱し、主将との対立を深める。時には衝突しながらも、互いの弱さを認め、支え合うことで真のチームへと成長していく。試合での敗北、部員間の確執、そして迫りくる強豪校との対戦。数々の困難を乗り越え、彼らは技術だけでなく、精神的にも大きく成長していく。そんな飛翼のひたむきな姿は、周囲の少女たちの心を惹きつける。同期の女子部員である美桜と奏那は、どんな逆境にもめげずに弓を引き続けるに次第に恋心を抱き始める。また、かつて凄腕の弓引きだった燈真が、文芸部の後輩である夏紀に「とんでもない弓引きがいる」とAの存在を語る。興味を持った夏紀は弓道場に立ち寄り、弓を引く飛翼の姿を目にし、その一射に一目惚れする。さらに、同期の妹である美香は、兄の達輝から飛翼の話をよく聞かされ、彼に興味を持つようになる。同期の妹ということもあり、飛翼と関わる機会が増える中で、美香もまた飛翼に恋心を抱くようになる。そして、他校の弓道部員である杏奈は、県屈指の強豪校である中帝高校の弓道部員と射詰めの死闘を繰り広げる飛翼の姿を見て、その集中力と気迫に一目惚れする。
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