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Synopsis
机の上に置かれた、針の入っていない一台のホッチキス。 その形を眺め、指で弾き、何度も空を綴じているうちに、聞こえてきたのは「カチン」という文具の音ではなかった。 自動改札が当たり前になる以前、駅員が改札口で切符に鋏を入れていた、あの懐かしい音。 何気ない日用品をきっかけに、失われた駅の風景が静かによみがえる。 わずか数分で読める、観察から記憶へと移り変わる掌編エッセイ。身近なものの見え方が少しだけ変わる一篇。
Serialization Info
Web Novel
Service languages
Japanese
1
Japanese
1 platforms
Current language
Kakuyomu
Kakuyomu
08/05/2026
Current
ホッチキス
08/05/2026