Synopsis
猛暑の夜、三田村修司は冷蔵庫の中から拍手を聞く。
扉を閉めると鳴り、開けると止まる、不思議な拍手。誰にも評価されず、かつて抱いた夢も諦めていた修司は、その音を次第に心待ちにするようになる。
失敗すればするほど、冷蔵庫の中の「観客」は喜ぶ。
やがて修司は、もっと大きな拍手を得るため、自ら仕事や人間関係を手放していく。
しかし、拍手が鳴るたびに失われていたものには、ある共通点があった。
冷蔵庫の向こうで、いったい誰が修司を見ているのか。
そして最後の拍手は、何の終わりを祝うものなのか。
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