Synopsis
西暦23XX年。
人類は、突如として現れた謎の異星生命体「ネメシス」との戦争によって、文明の大半を失っていた。
生き残った人類は、特殊な能力を持つ者たち「アーク」を兵士として戦場へ送り込み、かろうじて生き延びていた。
そんな世界で生きるレイ17歳は、能力を持たない「無能力者」。
軍人になることを夢見ながらも、周囲からは落ちこぼれ扱いされていた。
しかし、ある日。
都市を襲ったネメシスとの戦闘で、レイの中に存在するはずのない能力が覚醒する。
それは、歴史上誰一人として持ったことのない未知の能力――「第零因子」。
圧倒的な力を手に入れたレイだったが、その力には恐ろしい代償があった。
能力を使うたびに、彼の「記憶」が一つずつ消えていく。仲間との思い出。家族との記憶。そして、なぜ自分がこの力を持っているのかという記憶。戦えば戦うほど強くなる。その代わりに、大切なものを失っていく。やがてレイは知ることになる。ネメシスとの戦争も、自分の能力も、そして人類が生き残ってきた歴史さえも――すべてが誰かによって仕組まれていたことを。
「俺は、何のために戦ってるんだ?」
人類の未来を懸けた戦いの中で、青年は自分自身の存在理由を探していく。
これは、世界を救うために戦いながら、自分自身を失っていく一人の青年の物語。
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