Synopsis
平安中期の近江を舞台に、龍神の娘・すずと、若き藤原秀郷(若丸)の出会いと戦いを描く和風ファンタジー。現代の弓道部員・美鈴が平安時代のすずの「中」に引き込まれる。
左眼の視力異常に悩む美鈴、人と交わることを恐れるすず、笑いながら怪物に向かっていく若丸——
舞台は琵琶湖(淡海)とその周辺。三井寺(園城寺)、瀬田の唐橋、三上山、藤ヶ崎龍神社など実在の地名・史跡を軸に物語が展開する。
【人物】
美鈴(現代)——弓道部員。左眼だけ「離れ」の瞬間に的がぼやける原因不明の視力異常を抱える。なにやら左眼に秘密が隠されているよう。実はすずと若丸の血を引く子孫。
すず——淡海(琵琶湖)の龍神の娘。龍と人の姿を持つ。ある事情から「泣けば目が乾き地上に出られなくなる」という願をかけており、人との交わりを抑えて生きている。
若丸——後の俵藤太藤原秀郷。豪胆で裏表がなく、笑いながら怪物に向かっていく人物。
やえ——八百比丘尼。平安期にすずと友人だったが、すずが与えた「妙薬」により不老不死となった。
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