Synopsis

月の光を浴びた鏡には、自分へついた嘘が青白い錆となって浮かぶ。 年に一度、その錆を磨き落とす「月錆び祭り」。 鏡師の娘・透子は、幼馴染の澄花が持ち込んだ、異様なほど錆びた鏡を磨くことになる。 栗きんとんを盗んだこと。勝手に犬を散歩させたこと。 小さな嘘を拭うたび、鏡の中央には透子によく似た人影が現れていく。 女同士だから、これは恋ではない。 ただの親友だから、特別な意味はない。 そう言い聞かせるたびに、鏡はまた青く錆びていく。

Serialization Info

Web Novel

Service languages
Kakuyomu
Kakuyomu07/30/2026
  • Current【Show, Don't Tell.】月錆び祭りの夜