Synopsis
巨大地震と共に現れたこの世ならざる者たち──禍鬼(マガツチ)。
高い再生能力と身体能力を持つ怪物の侵略により、世界は破滅の危機を迎えていた。
「聖柩(せいひつ)」は、まさにそんな危機に瀕した人類を救う一筋の奇跡だった。
人の魂を別の容れ物へと移す技術──。
この奇跡的な技術の発明は、まさに己が体のごとく操作可能な第二の人体に等しかった。
怪物どもの骸を素材に作られたこれらは、人類にとって唯一無二の禍鬼を葬るための兵装として活躍することになる。
しかし、巨大災害によって一部地域の行政機能が低下し、裏社会が台頭したこの社会では、法律などあってもないようなもの。
人体に直接禍鬼の細胞を移植し、聖柩化させる違法な改造手術が裏社会に蔓延し、改造人間による犯罪が横行した。
──その少女は、まさにそんな犯罪に巻き込まれた一般市民だったのだろう。
対禍鬼専門教育機関「禍祓(カフツ)」に通う17歳の少年・花袋健(かたいたける)は、あるヤクザに追いかけられているらしい記憶喪失の少女・八雲を偶然保護することになる。
……が、これをきっかけに彼女の特異な事情に巻き込まれていくことに。
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